「死とは何か」からの思考(10) 〜 死も資本主義の一部
2021/6/5

【本要約】「死」とは何か 〜 まえがき&あとがき版
人は、どうしても死について考えたくない。死について考えると、不安と恐怖と心配に呑み込まれる。死を恐れるのは不適切な対応だ。死は、機械の故障と同じだ。死は、身体が壊れて動かなくなってしまうだけだ。
我々は、生きいる間に、誰かの死に直面する。ニュースでたくさんの死を目にする。そして、死を恐れる、死が怖いものだと認識する。
ニュースで、なんでこんなに、自分と関係ない人の死を放送し続けるのか?
多くの人は、他人に興味があるからである。そして、他人の不幸が大好きである。他人の不幸を見て、自分が幸せだと安堵する。
そして、死を恐れさせ、怖いものだと認識させると、保険会社が儲かる。
社会人になったら、30歳になる前に、結婚したら、様々なタイミングで、保険に入る。日本の公的保険制度のことを調べずに、民間の保険に入る。
保険会社に勤務している人は高給である。
高給な給与はどこから出てくるのだろう?
保険会社には、アクチュアリーという職業がある。
アクチュアリー=保険数理士
確率論や統計学など数学的な手法を駆使して、将来のリスクや不確実性の評価をおこなう専門家
確率論や統計学など数学的な手法を駆使して、将来のリスクや不確実性の評価をおこなう専門家
そして、アクチュアリーの資格取得は難しいし、もちろん、高給である。
「保険会社が儲かっているのは、なぜだろうか?」と考えることで、ニュースでたくさんの死が放映される理由がわかる。
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