裁判傍聴 〜 白と黒だけ?世界はグレイもある

裁判傍聴

2021/6/24

事件概要

・高齢で杖をついているおばあちゃん
・おばさん
・おばさん
→犯罪者にそそのかされて、犯罪の片棒を担いでしまった飲食店経営者3人の判決

田舎の小さなお店であろう(想像)

原発事故の近辺に住む飲食店経営者が、原発事故による影響として、虚偽の賠償金請求をして捕まった犯罪である。

主犯者に勧誘され、お金の誘惑に負けた、一般人の悲哀の末路である。

被害額

被告人1
入金1000万 → 自分の取り分200万 → 税金100万
被告人2
入金1700万 → 自分の取り分300万 → 税金200万
被告人3
入金2500万 → 自分の取り分400万 税金900万※おおよその数字である。

2点ある。

犯罪の値段

入金に対して自分の取り分が少なすぎることである。
確かに、組織的犯罪であり、ここにいる被告人は、名義貸しに過ぎない。書類に署名したに過ぎない。しかし、犯罪であることには、代わりはなく、犯罪の代償の対価としては、割りに合わない。実際にこうやって、捕まっている。
バレない、捕まらないと、主犯者から聞いたに違いない。

リスクとリターンは表裏一体である。

安易にお金を得られるということには、それ相応のリスクがある。

税金

自分の取り分400万円に対して税金の支払いは900万円である。
犯罪を冒した上で、損しているのである。
高収入には、税金という国の強力な制度が待つ。1800万以上の所得には、40%の税金が待つのだ。数千万円という大きなお金を扱ったことがない、地方の飲食店経営者に、税金の知識はない。税金は、犯罪者も逃れられない。

資本主義は、無知であることに罰金を科す社会である。

知識があれば、リスクとリターンを把握して、こんな犯罪の片棒を担がされることもなかったはずだ。

しかし、目の前の経済的困窮の前に、抗えなかった。

判決

高齢のおばあちゃんが、泣いていた。

刑務所の中で死ぬかどうかの境目である。「執行猶予の可能性が高い」と弁護士から聞いていたとしても、判決で刑が確定するまでは、不安であろう。刑が確定し、傍聴席に戻った時には、涙が流れた。

彼女が、犯罪を犯したことに間違いはない。
主犯に騙されたとしても、それは、許されることではない。

目の前に、経済的困窮の前に、チラついた、お金の誘惑である。否、本当に経済的困窮だったかどうかは、本人にしかわからない。ただ、お金が欲しかったのかもしれない。

本当に、食べるモノに困るくらいの困窮していたら、湯浅は、彼女を責めることはできない。もちろん、犯罪を良しだとはしない。一方で、それが、犯罪だとしても、やむを得ない可能性もある。

法律というルールは、全ての人が守らなければ、社会の秩序は保てない。
そのルールは、いつでも、どんな時でも、100%正しいのか?
正義の本質
「ルールを守らせる」という本来の仕事の前に、自分の仕事の成果があって、次に、「ルールを守らせる」という仕事がある。それが、警察の本質だ。

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