意思と意志

湯浅

意思と意志

2021/10/11

「食べたいときに食べたいものを食べれる」というのは、幸せなことだ。

①最初は、金銭的な問題が付きまとう。
②金銭的な問題をクリアする頃には、健康の問題が付きまとう。

①若い頃には、何でもたくさん食べれるし、新陳代謝がいいので食べても太りにくい。でも、自由に食べれるお金がない。

②歳を重ねて、金銭的な問題がクリアになった頃には、量も食べられなくなる。新陳代謝も落ち、食べたら太ってしまい、健康にも良くない。

私たちは、いつだって、不自由を感じて生きている。

ガムシャラに働いて、気が付けば、おじさんになっている。

  • 食べたいものを食べれるくらいの小金はあるけれど、食べたいものを食べれる若さもなく。
  • お腹に脂肪はあるけれど、ジムに通い続ける意思もなく。
  • 贅沢な暮らしに憧れるけど、今の生活に不満はなく。
  • 性欲はあるけれど、若い女性と遊ぶほどの大金はなく。

何となく過ごしてきたら、多分、そんな人生になる人が大多数だろう。

「俺は違う、俺だけは違う、俺はもっとできる」と思っていた牙もいつしか抜かれ、どうでもいい仕事と、どうでもいい同僚と、どうでもいい毎日を過ごす日々である。

かといって、今の安定を手放すこともできずに、何となく過ごす毎日の中を、目をつぶって歩き続ける。

「食べたいときに食べたいものを食べれる」という時期は、人生にはない。

①食べたいときに、頑張ってお金を貯めて食べるか。
②食べたいときに、明日から運動しようと思って食べるか。

そこに、意思があるのかどうかでしかない。
何となくの中には、何もない。
意思がない人生は空虚なままに過ぎていく。

意思がないところに意志はない。

人生は意思が10割だ。
そして、意思が意志を作る。

無からは何も生まれない。
思考停止して過ごす毎日は、楽かもしれない。
でも、そこからは何かが始まることはない。
そして、何かを始めるには、何かを辞めることだ。
辞めるには勇気が必要だ。

①意思を持つこと
②辞めること
③始めること

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