【タルムード】藤田田著『勝てば官軍』要約

【タルムード】藤田田著『勝てば官軍』要約

2020/10/27

お金

金儲けは、人生の最重要事項で、金儲けに個人の思想は不要である。資本主義社会では、金が全てで、人生の問題の99%は、金で解決できる。お金が欲しい考えるのならば、いつまでいくら欲しいと定義しなければならない。

日本の貨幣の単位は、1円からはじまる。「1円を笑うものは、1円に泣く」ということわざがあるように、1円に対して執着する金銭感覚が、ビジネスにおいて、最重要である。

数字に慣れ、強くなることは、金儲けの基本である、生活の中に、数字を持ち込んで、慣れ親しむことが必要である。日常生活は、理屈で割り切れないようなことが多い。それを不可思議だと表現したりする。しかし、不可思議は、数字の単位であるから、理論的に解明できる。

女性は、みんな美しくなりたいというおもいがあるから、それは、金儲けになる。

口に入れるものは、消化されるペースが早く、そんなに早く消費される商品は、存在しないから、金儲けになる。

「商売は道によって賢し」という。ネクタイは、「上品ですね」というと売れる。ネクタイは、50%は、女性が男性へのギフトとして、買っている。自分のセンスが上品だと褒められた女性客は、必ず買う。その業界の殺し文句をマニュアル化すれば、金儲けになる。

今この忙しい日本で、サラリーマンがいかにリラックスして毎日を楽しみながら、生活するか?そのためにはどうしたらいいか?何が金儲けになるのか?を考えることが大切である。

金儲けのチャンスは、無限に、身の回りにある、人々が気がつかないだ。仕事を探すことばかりに集中して、人間という生き物は、「動物」だということを認識していないからだ。人間は欲望を持った「動物」であるから、そういった「動物」は、どのようにしたら、便利に感じるか、快適になるか、満足するかと考える。例えば、風呂場で、体を洗うのはめんどくさいから、自動洗浄してくれるモノを考えればいい。

人間は理論だけで生きているわけではない。肉体と感情を持った生き物である。合理性と情緒性、両方があって人間というものは存在する。

世の中で起きている現象をまとめて、一つの理論に集約していくことは、知識と経験を総動員する作業である。複雑系の世界に見えても、人間の行為の表れなのだから、何かしらの因果関係がある。様々な現象から、その本質を抽出して、集約して、分析して、原因を突き止める力を「動物的なカン」という。
コンピュータがいかに発展しても、人間の情緒が入る余地はないのだから、これからの時代は、より「動物的なカン」を研ぎ澄ませるかにかかっている。

どんな法律も、人間が作ったものだから、万人に適応する100%完璧ということは、絶対にありえない。大多数は、規制できても、必ず規制できない部分がある。それをアメリカでは、ループホールという。ループホール、つまり、例外をつけば、金儲けになる。

ビジネス

ビジネスの鉄則

商売とは他人の金を巻き上げることだ。

ビジネスの世界では、自分が儲けるために、相手をどん底に陥れる。そうしないと足元をすくわれる、勝てば官軍で、負ければ、倒産である。

ビジネスという戦場では、自分の全財産と全精力をぶつけて、戦わなければ、成功しない。

ビジネスは、即断即決
ビジネスは、朝令暮改

世の中のありとあらゆることを知っていなければ、人生は、豊かにならないし、ビジネスを成功できない。

自分が万能だと思い込んでいる社長は、失敗する。世の中の変化が速いから、多くの人の意見を聞いて、世の中の動きを把握して、ビジネスをしなけれならない。

感覚的で、曖昧な表現ではいけない。数値を用いて、明確に表現する。人間の精神活動の適温は、18℃で、水が1番美味しいのは、4℃であり、食べ物が1番美味しいのは62℃であるというようなことを、知っている必要がある。うまいとか、まずいとかの数値化されない表現を用いては、ビジネスでは、通用しない。

ビジネスに曖昧さは禁物であるから、話の要点は、メモしておく必要がある。それが、記憶がいいということにつながる。記憶がいいとは、物忘れ防止法を実践しているということである。

毎日、売上、仕入れ、人件費を計算して、決算する。毎日、決算した過去の数字を整理して、向き合って、将来をシュミレーションする。

ビジネスは、複雑系の世界を、どのように集約し、整理し、分析するかである。

広告

金儲けのための広告は二つの方法がある。
一つは、イメージを作る広告で、もう一つはモノを売る広告である。
比率は、イメージ:モノを売る = 4:6
広告は、そのターゲットの1番幼稚な人にわかるように作らなければならない。

モノのLTV

日本のハイテク産業は、国民の日常生活と乖離しているから売れない。

新しいモノを作っても売れないということは、作らなくていいものを作っているということだ。生活に非常に便利でしかも安いものであれば、売れる。一方で、いいものであれば、必ず売れるというわけではない。モノにはタイミングがある。

新しいモノが、次々に作られる時代では、「寿命がまだあっても不要になるモノ」を再生していくことが、新規ビジネスにつながる。

海外への憧憬

海外のものを極端に嫌うが、同時にものすごく憧れている日本人には、オブラートに包んで口当たりをよくするのがコツである。日本で商売をするには、国籍をはっきり出してはいけない。

日本と西欧は、歴史の差があり、その歴史の厚み、文化の差を利用したビジネスをすれば儲かる。例えば、西欧からの輸入は、儲かる。

「西欧化の方向に向かっているか?」「時間を節約する方向に向かっているか?」の2点が、新規ビジネス成功の鍵である。

コンピュータ

時間や空間を、超えて瞬時に到達するのは、情報だけだが、将来は、全てのものが光速に近づいていく。どんな仕事でも時間短縮が重要課題となる。これまでやっていた仕事の時間を限りなく0にする方向を考えなければならない。コンピュータが、時間も、空間もゼロに近づけた。時間の価値を知っている人間こそが、新規ビジネスで成功する。

効率のよいビジネスは、1人でコンピュータに向かって全てを処理して、人を全く使わない仕組みを作ることである。

頭脳の代わりをやる新規ビジネスが伸びる。

コンピュータが創り出す仮想現実の方が現実であり、本当の現実が現実でなくなるという時代か来ている。

新時代

時代は変わった。景気が悪くなってもまた回復するといった景気循環説は、通用しない時代だから、働き方、発想方法を変えなければならない。これから新規ビジネスを起こす人は、時代に相応しい独創性が要求される。

世の中あまり変える必要はない。少し変えればいい。従来あるものを効率よくする。それが新規ビジネスである。そこにある現象を見て、それがどう変化していくか考える。その物差しを絶えず従来の常識にとらわれないドラスティックなモノに磨き上げる。

会社成長

会社は、社員の成長なくして、発展しない。社員は、ビジネスの基本の基である「簿記」は必須の知識である。

社員が1番嫌なこと、めんどくさいこと、やっかいなことを率先してやる会社は、発展する。

将来はエンタメ

人間は、遊びの全てに最高級のエンタメを求めはじめている。人間の遊びの志向には、「人間の手が入ってない自然と一緒になりたい」「人工的に作られた最高のもので遊びたい」というものがある。

欲望の質が変化し、人は快適さの中に、遊びの楽しさを求める。

一次産業、二次産業ではなくサービス業を中心とした経済になっていく。日本人にとってのエンタメを考え日本人をもっと遊び上手にすることが、産業のメインとなっていく。簡単で便利なサービス産業も、エンタメ産業にならなければならない。業種に関わらず、エンタメの場を作り出すことを考えなくてはならない。

そして、それは、映像である。

今は凋落している産業でも、根本的に、その産業に対する人々の欲求がなくなったわけではない。

テレビを見ないけど、動画は見ている、スマホで、TikTokや、Youtubeや、NetFlix、Amazonで見ている。
本は読まないけど、文字は読んでる、スマホで、Twitterや、ニュースアプリ、ブログなどの短い文字を読んでいる。
動画を見るという欲求、文字を読むという欲求は、なくならない。その欲求の解消方法が、多様化していくだけだ。その本質的な欲求に対して、多様な価値観で、解決することで、新規ビジネスは成り立つ。

マクドナルド

食文化の変化を、データを踏まえて検証して予測する。デフレが長期にわたると予測する。自分が予測した未来に、自分の全てを賭けられるかが成功の可否を決める。

知的所有権というアイデア、無形のものに金を払うのはら一見無駄のように見えるけれども、ちゃんと対価を払ってアイデアを使えば、その成功している理由も付いてきて、産業として成功する。

アメリカのような、社長→その他大勢というトップダウン方式で、現場への権限委譲によって、ビジネスが発展していく。それは、即断即決につながり、失敗しても、すぐに修正できる。

マクドナルドの理念は「新しい食文化の創造と拡大」である。
マクドナルドの商品は、食文化である。ハンバーガーが文化として根付いたならば、全ての商品に派生する。
マクドナルドの商品は、時間である。すぐに食事ができて、楽しめる時間を売っている。

日本と海外

日本は土地が狭く天然資源がない国である。一民族、一国家、一言語、一宗教である。

日本人は働かないと食えないから働く、楽しみはその次となっている。一方で、アメリカ人は楽しむために生きている。

日本人は、ゼロイチが苦手である。しかし、改良するのは、上手である。アメリカは人種のるつぼであり、様々な人種の遺伝子が交わることで、多様性によって、想像力が発揮され、ゼロイチが生まれる。

外国人は、食事の残り物を、冷蔵庫に入れたりしないで捨てる。それは、本当に大切なモノとそうでないモノとの判断能力があるということだ。もったいなくても、古いモノを捨てる習慣が、重要である。

世界の宗教は、キリスト教と、イスラム教と、仏教である。
イスラム教徒は1年中俗世間なき、聖域に住み、キリスト教徒は、1週間に1回聖域で心を洗い清めてるのに対して、日本人は1年中聖域なき俗世間に浸っている。だから、宗教が異なる民族の相互理解は、進まない。

言葉

日本語はこれほど難しいのに、簡単な英語が話せないのは、おかしい。言語を勉強するということは、その言語が基盤としているモノの考え方や宗教についても、勉強しなければならない。日本語は、儒教的考え方を基盤にして、英語は、キリスト教的考え方を基盤にしている。インターネットで、世界の何千万人の人々とつながっているが、そこでの共通語は、英語である

投資

リスクをヘッジするためには、投資する。そして、その金融商品は、日銀の株と、金である。
日銀は、日本の中央銀行だから、デノミネーションが起きない。
金は原価を割ったら、誰も買わなくなるから、金の下限は、決まっている。

デノミネーション
インフレーションなどにより、通貨金額の桁数表示が大きくなると経済活動に支障をきたすので、その解決のために国内の全ての資産と負債に対して行われる。

経済

水は高きから低きに流れる。経済というものは、あるところからないところへ動いていく。

教育

起業家精神が必要だから、起業家精神を持てるような教育が必要である。学歴によるエスカレーター式の社会的地位の上昇ではなく、本当に優秀な人が、活躍できる仕組みが必要である。

会社に学歴は必要なく、自分の会社に必要な人材を育てる教育機関を作ればいい。そこを卒業しなければ会社で、働けないという仕組みを作る。

人間は、日々変化し成長するものであるから、普通の人をいかに教育して戦力とするかが重要である。

知識

個々の人間は、自分の誕生日に基づく固有のバイオリズムを持っている。1年は12ヶ月だが、人間は10ヶ月で産まれるから、誕生して10ヶ月は、活動期間があるが、残り2ヶ月間は、活動停止状態になる。自分の生物としての活動リズムを知っておくことは、必要である。

ビジネスは、30年でワンサイクルである。金持ちの流行が、一般人に行き渡るまで、2年である。

世の中に出回って大方のモノは、30%くらいの満足度である。

巨大なエネルギーは、時間×努力によって産まれる。

マインド

「人間、才能や努力だけでは成功できない、大事なのは運だ」

ソフトバンク創業者孫正義の日本マクドナルド創業者の藤田田との出会いも、藤田田のマクドナルド創業者レイクロックや、パナソニック創業者松下幸之助との出会いも運である。

絶対100%成功するという思い込みではなく、絶対成功する、させてみせると自分で信じることである。「思いは真実になる」ということを自分で自分に信じさせることである。自信過剰なくらい自分で信じることである。

人生は、60%確実ならば、行動するべきである。60%確実だと思ったことは、成功する。100%まで待っていたら、チャンスを逃す。

トラブルは、人間が引き起こすものだから、相手が人間ならばどんなことでも解決できるはずだ。

勝てば官軍

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